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─わんだ ごちそうどりっぷびとう【アサヒ飲料株式会社】─
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『"陰影礼賛"国立美術館コレクションによる』展が9/8(水)-10/18(月)国立新美術館で開催している.
始まったばかりだかりだけれど金曜日で開館時間が長いから
混んでいてもそれほど閲覧に大変ではないかも と思い見に行った.
写真家に画家の陰・影・蔭にちなんだ色んな写真や絵や映像が展示されている.沢山有る.
(これが故平山郁夫の《入涅槃幻想》…)釈迦が入滅〈お亡くなりになる事〉際 弟子達やあらゆる動物が集まり嘆き悲しむ場面は他の画家もテーマとしている.
画集では見ていたけれど 画集だけではなく やはり実物は見ておいた方がいいです.
弟子達は横たわる釈迦の周りで大声で嘆き悲しむのでも無く泣き崩れもせずジッと動かずに悼んでいる様子が分かる.
陰となっている顔の表情は涙を流しながらも歯を食いしばって この痛みを忘れまいとする様子が伺われる.
大声で泣き叫べば その時の辛い気持ちが治まってしまい過去の記憶の一部として奥の方にいってしまう時がある.とか思いながら見ていました.
画家はどんな事を思いながら描いたんでしょうねえ...
あたしはまだ一握りの事しか知らない.
知らなかった事を知り 認識していても間違っているのなら正しい知識を得ていきたいよ.
まるで小さな針の穴に糸を通すように真実を曇りの無い目で見抜いていけたらいいんだけど...と 常々思っています.
それほど混雑していなくて一枚一枚をしばらく立ち止まって見る事が出来た.
丁度1Fで二科展が開催されていて彫刻の部の一部が休憩室から眺められるのよ.