レオナルド・ダ・ヴィンチが考えた空を飛ぶ機械が鳥を模していたように
生き物に学んだ先端技術はあちらこちらで使われている.
新幹線はカワセミを 五輪に使われる競泳用水着の表面はサメの肌をヒントに
箱フグを模した車は機敏さと強い車体が得られる.等々.
生き物達の長い進化で獲得した能力を最先端技術で応用する事を
BIO-MIMIC-RY-バイオミミクリー-生物模倣 という.
この言葉を考案し世界に広めたのがUSAのサイエンスライターJanine Benyusジャニン・ベニュス氏である.
莫大な資源エネルギーを消費しながら私達人類は便利な暮らしを実現しているのだが と同時に環境破壊をしている.自然に生きる生物は必要なものだけを使って生きている.ベニュス氏は生き物に学ぶバイオミミクリーこそが人類がこれからも生き残っていく為には必要だと訴える活動をしている.
この番組はノンフィクション作家 最相葉月(さいしょうはづき)氏がベニュス氏の活動の拠点であるアメリカ モンタナ州イエローストーン国立公園近くの町ミズーラに氏を訪ね バイオミミクリーと既にあるバイオテクノロジーの違いについて話を聞く.
例えば葉はソーラーパネルだとベニュス氏は言う.元来のソーラーパネルは平面に並べて在るだけだ.葉の並べ方で立体的なソーラーパネルビルが実現できればいい と話す.
その他 ハスの葉をヒントにした撥水効果が高い布 モルフォ蝶からヒントを得たパソコンディスプレイ.バイオミミクリーは自然から何も奪わない.自然のレシピ・戦略を真似 アイディアを借りるのだ.
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