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─あろまっくす ぷれみあむごーるど【株式会社ポッカコーポレーション】─
先日 画廊で個展をするとハガキを配りに来た人(以下Hさん)
Hさんが
「まあ あなたはまだ時間が沢山あるから…」
と 言う.
(時間が?)
─1日のうち自由にできる時間は 私もそんなに有りませんよ~─
と 返しかけたけどHさんは他の人に話しかけられて
あたしから離れたので言わなかった.
あとで思い返してみると
Hさんは先生と同年代くらいで60歳は越えていると思う.
10年後はHさんもあたしも普通に生きているかもしれないけど
20年後は分からない.
あたしは何事もなければ生きてる.
…20年後なんて分かりゃしないけどね.
本日は
肩の痛みがそこそこ取れているようなので
絵画展・写真展に行く事にしたの.
まず『箱山直子展』に行ってきた.
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道ばたでよく見かける植物が生えている様子と
その周辺をディープフォーカスで撮している.
団地で干されている洗濯物もバッチリ写ってる.
大きさは写真の全版とかいうサイズかな.
なかなか良かったよ.
なんというか
てらい とか気取りが感じられない写真だ.
つくづく【写真は記録】だなあ と思える展示会だった.
東京都美術館で日本水彩展を見た後
同美術館で開催している『日本の美術館名品展』に行った.
お目当ての高島野十郎の蝋燭を嬉しく思いながら見て
他のも(これが山本丘人のー)とか
名前は知っていてネットで画像は見ていても
開催を見逃していたり(遠くて行けないよー泣)な画家の絵画が
一同に集まり お得な感じがした.
以前 国立新美術館で日展の100年記念で開催した展覧会で
出品されていた棟方志功の<勝鬘譜 善知鳥版画曼荼羅>
(しょうまんふ うとう はんが まんだら って読むのかな)が有った.
猟師が捕るのを禁じられている鳥を捕って
人ならざる異形な物となってしまった民話だかを題材にした版画だったね.
棟方志功はおそろしく近眼だから
絵に顔を近づけて制作している写真と
青空の中 駆けていく背中を写した写真を思い出していた.
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