
─ねすかふぇ しふくのらて 【ネスレマニュファクチャリング株式会社】─
教室で描いていた物はナントカ成った.
先生が一応描き上がった物を見て「キレイだね」と言うので
あたしが「そうですね」(無難に仕上がった.
これはグループ展に出す候補にしよう)
と 後ろで自然乾燥しておいて
時間が余ったのでMさんの持ってきたモチーフを
反対側から描かせてもらう事にした.
Hさんが近くの文化センターで
グループ展を開催しているお知らせをしにいらして
ついでに一人一人の後ろに立ちアドバイスをし始める.
Hさんは以前にも話したけど
此処の絵画教室付属の画廊で個展をして(うーむ)とうなるような絵を描く人.
この前 見に行った先生が所属している絵画団体の佳作を受賞していた一人だったので
(おめでとうございます と言った方がいいのだろうか)
と しばらく考え
(まあ いいか)と思い 言わなかった.
あたしの今 描いている物を見ながら話し
隣の席の母が「この子はこれも描いてますよ」と
いらない事をーっ!余計な事をーっ!!
後ろで自然乾燥していた物を指さしながら言ったもんだから
あたしが驚いて
(なにをっ…!なにいってんのっ)と口パクで言っても通じなくて
自然乾燥している絵を見てHさんが
「これより 今描いてる物の方がイイわ」 と
Hさん威力が有り過ぎなんだよ絵を見りゃ分かるじゃんよ~規模が違うんだよいいんだっそういう評価にいちいちビビらない事にしたんだー.
イイ人なんだよー言ってる事も正しいさーしかし
ミツバチの巣に肉食のスズメバチが
攻撃してきた映像が脳裏に浮かぶのだった.
他の人の絵に移る時 Hさんが
「先行きが楽しみだわ」
(上から目線だし)
「ありがとうございます」
と しか あたしは言えなかった.
Hさんは近く仲間と一緒に大陸の方でトレーラーを借りて
10日間走り回ってくるそうだ.
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今日は母と二人でお昼に伊勢佐木町のかに道楽へ行ったの.
バランがカニだ.
たいへんおいしゅうございました.
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