─きっすい ぶらっく【サッポロ飲料株式会社】─

勤めていた会社は
男性社員がべらぼうに多かった.
女性社員1に対し男性社員9

ヴァレンタインが近づいて
（義理でも何か配らなければならないのだろうか）
あたしは当時は一人暮らしをしていたの.

ギリギリのお給料なのに…
まさか50人くらいの人々に
配りまくらなければならないのだろうか？

深刻に真剣に悩み
他の女性社員に「どうします？」と訊くと


「箱のチョコを経費で買って
勝手に食べてって置いとくのよ」
という事だった.


助かった.　．．と安堵したのを思い出す.

ほらほら真ん中に．




中平卓馬氏の著書リストを検索していて
『原点復帰-横浜』を見つけギクッとし
（チェックしとこう）と　見ていて
（この人の視点と　あたしの視点は違うんだった）と
至極　当たり前の事に気づき

横浜美術館学芸員と批評家
三人の写真家が氏について書いていたので
それをウククとニヤケながら
ふーん　と感心しながら読んでいた．

『来たるべき言葉のために』のネガを
氏自らが焼き捨てたのを読んで
心がシ…ンとしていた.