─ふぁいあ かふぇぜろ【キリンビバレッジ株式会社】─

乳ガン検診に引っかかった　というのは以前にも書いたけど
超音波（エコー）検査をしに病院に来たの.


検査する医師（技師かな？）が女の人だったのでホッとして
寝台で仰向けとなりバンザイな格好をしてヌルヌルした液体を付けた器具が胸を縦横無尽に動き回り　時折止まって画像を撮っていた.

「乳頭にもガンて出来るんですか？」と　訊くと
「出来ますよー乳房全体に出来るガンなんでー」

「しこりが有ったら相当マズい状況なんですか？」
「そうでもないですー良性のもありますしねー.
時々ご自分で触ったりして気をつけているといいですねー」


前日　気になって眠るのが遅かったせいなのか
なんだか気持ち良くなってきてウトウトしかけると
「検査結果の予約は取りましたかー？その時に詳しく訊いてくださいねー」と起こされ検査は終了した.

途中　ねむたくなったので「乳房の大きさって関係ありますか？」
訊くの忘れたー検査結果を教えて貰うとき覚えてたら質問しよう.


痛みが伴わないガンだそうなんで
気になるけど自覚症状もないし自分で触ってもしこりも無いように思えるし
（なんともなきゃいいなあ）と思う.

結果は二月に入ってからなのさ.



『自分の余命が一年しかなかったら 』ってたまに考えるよ.

でも本当にそうなったら　あたしは有り金を掴んで
発展途上国とか自然か遺跡しかない場所に行くような気がする.
産まれた場所は選べなかったけど
死に場所くらいは自分で選びたいなあ.

ウチのご老齢の方々をキチンと看取り死に水を取るまでは何とか命を繋いでいかなきゃ.
その後は気ままに生きる事が出来るかもしれないしね.

こんなどうしようもないあたしを生かしてくれていたのはこの人達なんだから
その恩を返すべきだろう．